Rene Lalique (1860–1945) ルネ・ラリックの宝飾(1860–1945)
René Jules Lalique was a French designer known for his creations of glass art and jewellery. He is not only a glass art designer but also enamel jewellery designer. ガラス工芸の巨匠として有名なルネ・ラリックは、当初フランスでカルティエなど一流宝飾店にデザインを提供するモダン・ジュエリー・デザイナーとして活躍していました。後に、30歳の頃からガラスをジュエリーの中で用いるようになり、ガラス作品を発表するようになります。
宝飾作家時代には、多くの作品でエナメル(七宝)の技法を用いており、特にプリカジュール(透胎七宝)と呼ばれる、透かし彫りの金枠に七宝釉薬を焼き付けて、ステンドグラスのような作品を作り出す技法を、よく用いました。
Enamel Jewelry/Ornaments エナメル・ジュエリー/装飾品
(右)ハシバミの実(ネックレス)金・七宝・ダイヤモンド・ペリドット・青ガラス 19x12cm
(右)ペンダント「冬景色」金・七宝・ガラス・グレーパール
Plique a Jour プリカジュール(透胎七宝)
(右)蜻蛉の精の羽、透胎七宝部分拡大図
(右)ブローチ「シルフィード」ダイヤモンド・透胎七宝
参考図書:
- ルネ・ラリック (「知の再発見」双書・ヴィジュアルプラス)/イヴォンヌ・ブリュナメール(著)/創元社/2009.7
- もっと知りたい ルネ・ラリック 生涯と作品/鈴木 潔(著)/東京美術/2015.10
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